体が動けば
春に始めた部屋の片づけをできるのに
本の処分もできるのに
ここまで体が動かない
気力がないと
何もできない
せっかく面倒くさいヘルパーがいなくなったのに
片づけたいのに
ヘルパーがいると片づけられなかった
ヘルパーに頼みたいのに
できるヘルパーがいなかった
ともすれば邪魔ばかりして
私の人生計画を狂わせた
私しかいないのに
法的処理も家のことも家族のことも
私しかする人がいないのに
さっき「法律があれば安楽死を選ぶのか?」と訊かれた
20代の時なら安楽死を選んでいた
でも
今は片づけたいことがいっぱい
私は私が生きた証を残したくない
足跡を残したくない
だからお墓も仏壇もいらない
「他人に迷惑をかけるなら安楽死する」と答えたけれど
介護職のレベルの低さに絶望している
安心して認知症になれない
他人に迷惑をかけるつもりはなかったとしても
相手が迷惑なら安楽死を選ぶかもしれない
法制度ができればの仮の話し
私が生きているうちには
そんな法律はできないと思う
死ぬのは難しい
死にたいと思うのは簡単なのに
死ぬのは難しい
迷惑をかけない死に方が日本には存在しない
だったら10代の頃から思っていた野垂れ死にでいい
行方不明でいい
誰だかわからなくていい
そんな死に方を選びたい私は
もう少し生きる