2020年1月22日水曜日

誰も知らない


私の難病を理解できる人は専門医しかいない

つまり

誰も知らない

日本には専門医は6人しかいない

つまり

この日本で私の難病を理解できる人は

たった6人の医師と同じ重症患者だけ

誰も知らないのと一緒


そんなことは理解しているし

説明しようとも思わない

難病認定されなければ

説明しても無駄


子どもは大人だけど

私の状態をよく知っているけれど

他人に説明できる言語は持ち合わせていない

だから

無理に説明しなくていい

理解しようとしない人に説明しても

労力の無駄だから


母ちゃんは

ただ貴方達に心配をかけたくない

コロリと死ねればいいけれど

この難病は時間がかかる

意識がなければ放っといていい

それは罪なことかもしれないから

母ちゃんは

貴方達が働いている時間に意識がなくれなればいいと

思っている


薄情な親でごめんなさい

2020年1月17日金曜日

無差別


差別をする人は損だ

様々な価値や美味しい物を食べ損ねている

なのに差別は存在していて根絶は無理だ


そういう人達を見て育ち

差別する側も差別される側も経験して

無差別主義者になった

つもりだった




私には大嫌いな人達がいる

会った事もないのに腹が立つ

こういう感情は差別的ではないのかと

この頃思う


だから差別はなくならないのだと

やっと理解した

遅い遅い理解

この年齢で

この体で

この精神状態で

理解できた


子ども達には

いつか理解してもらえると

信じていたい

2019年12月18日水曜日

持たない


家族、親戚、友達、知人。
そういう面倒くさい関係を断って何年になるかな。
年賀状を書かなくなって何年になるかな。
ただ死ぬ準備だけをずっと考えて何年になるかな。

物に執着はないけれど、買った物には感情移入する。
大切に使うことが、ずっと一緒に付き合うことが物へのマナー。

自然に壊れるのではなく、あなたが物を壊すと私の心が壊れかけた。
物が壊れる度に私の心が悲鳴をあげた。

そんな事は、たぶんあなたは理解していなかったし、
あなたの心に余裕がなかったと思う。

今なら解る。
持たなければよかっただけ。
物を大切にする気持ちを解ってもらうには、
買わなければよかっただけ。
物を持たなければ、
私の心が悲鳴をあげる事も、
壊れかける事もなかった。

持たないこと・・・
もう、すでにある物を処分する体力がない。
最初から捨てておけばよかった、かもしれない。
ここまでできなかったのは、
それでも私は物に感情移入してしまうから。

あちらには思い出しか持って行けないのに。

2019年12月7日土曜日

買いました


新しい加湿器を買いました。
昔は贅沢品だったのに今は必需品。
以前の加湿器が壊れてから安い加湿器を何個壊したことか。
安い物は1年限りと思い知らされました。
その間に肺炎にもなったし。

そう思うと
あなたがどれほど苦しんだのかを想像してしまう
私と同じ体質で生まれたあなたは
喘息に苦しんで
1ケ月に1回は高熱を出す子どもでした
外で遊びたいのに行けない悔しさはよく解った
でも
体を治す方が大事だと
私は口に出して言えなかった
医師や看護師の言うことを
そのまま言ってしまった

喘息は苦しい
太れないほど咳が出る
アナフィラキシーショックにまでなったのは1回だけど
それでも生きてて良かったと
あなたに言えなかった

ごめんね。
私ばかり贅沢して生きてて。
”生きる”という大変な仕事をしていると今は思う。
それが私の仕事になったの。
”生きて”ください、どんなことがあっても。
お願いします。
生きることが1番の贅沢だから。

2019年12月3日火曜日

1日遅れました


お誕生日おめでとう

しんどい年齢を迎えたあなたに

細やかな言葉を贈ります。



誰かの為に生きる喜びは

誰かと同じくらい自分の人生を豊かにする

自己満足に陥らず

「ありがとう」の言葉に騙されず

自分の芯を信じて行動すれば

誰かの為に生きているとは思えなくなる

そうして

自分の人生が豊かになる



そうね、あなたは誰かの為に生きることを厭わないはず

そういう愛情を持って生まれた人だから

私は信じています。

2019年11月13日水曜日

会いたい


あなたにこう言えば良かったことを思いつきました。

今はあなたの名前の由来を正直に言い過ぎたと思います。

「私が最初に覚えた俳優さんの名前の漢字を1つ+あなたの大好きな私の父の名前から1文字戴いた」

そう言えば良かった。

私にはもう時間がないと思います。

死ぬのは怖くないけど

あなたに一目会いたいです。

責任感が強くて自分が設定した課題に押しつぶされる未成年時代は心配でしたが

もう大人になっているでしょうね。

どうか自分の人生を生きてください。

私はあなたが世界中の敵になっても味方でいます。

見守りたいです。

2019年9月14日土曜日

まだいけない


今年は当たり年

8年前と同じことが起こる

私は自由に死ぬことはできない

いくら死にたいと思っても

それを選ぶ時間がない

生き残ったから

すべて

あの震災から私の人生は狂った

全く関係のない他人に

私の人生を

私の生死を

決める権利はない

はず

それを許されているのは私だけの

はず

自分で死ぬことを選びたい

最期まで

私は私の意思で生きたい

2019年8月24日土曜日

整理整頓


そんなことになっていたのかと思う

後から後から後から

知らないことがいっぱい出てくる

でも

知りたい欲はあまり表に出なくなった

無知と知らなくていいことは別だから



自分にとってどうでもいいことのはずなのに

事件被害者の名前を知りたがるのか解らない

事実と真実は違うことを知らない人が多過ぎる

事実を知らせることだけがマスコミの仕事ではないし

ましてや使命でもない

憶測や思い込みニュースが溢れている今

被害者氏名報道は不必要

勘違いや噂レベルで報道している事実と相反する



何も知りたくないとは言わない

だって見つけたい人がいるから

でもニュースは観なくなった

それだけ不信感が溢れている



世の中も私も

整理整頓が必要

2019年8月19日月曜日

忘れてないから


意識がある限り

あなたのことは忘れていない

事件や事故の報道がある度に

あなたの名前を探す癖がついている

最近は

起きていられる時間も限られて

ニュースを見ることもできないことが多いけれど

あなたのことは忘れていない

忘れられる訳がない

私より先に逝ってしまうんじゃないかと

どこかで生きていることを願うしかないから

忘れることができない

絶対忘れてないから

生きていて

2019年8月11日日曜日

平々凡々


息子が切り出してずっと片づけられなかった部屋を片づけた

捨てるつもりだった仕事の資料は全部捨てた

ついでに私の私物も少し捨てた



少し経って

「場所がないから死んだら捨てやすいように段ボールに入れている物を捨てる」

「母ちゃんは普通に生きてきたから」

と言うと

息子が

「波乱万丈な人生やろ」

と言った



そうかもしれない

他人より少し波乱万丈な人生かもしれない

でも私は

地球の長い長い歴史を考えると

私の人生なんて普通だと思う

何の足跡も残していない

縄文時代の人達と同じ

無名のただ生きた人間

そういう感覚



平々凡々な人生なんて

そんな人生を生きる人はいない

その人なりに苦しんだり悲しんだり喜んだはず

私もその人達の中に埋もれる存在



だから

何も残すつもりはなくなった

息子が必要な物だけでいい

戦争で戸籍を焼失した私の父親のように

過去がどんなものだったのか想像できない方がいい

何もない方が謎でいい

息子達に任せる