また電話で声を聴き話しをした
驚いたのは
あなたが父親の出自を知らなかったこと
そういえば
話したことはなかったかもしれない
あなたが頭の良い子どもだったから
知っているものだと
覚えているものだと
勘違いしていた
8歳で父親と別れた子ども
そうね
覚えている方が無理なことかもしれない
それでも
いとこの名前や家を覚えていたのは
あなたらしい
知らないでいいことと
知る権利は違う
あなたの為にも
私が知っていることは
できるだけ記録に残しておきましょう
それが私にできる
最後の仕事かもしれない
また電話で声を聴き話しをした
驚いたのは
あなたが父親の出自を知らなかったこと
そういえば
話したことはなかったかもしれない
あなたが頭の良い子どもだったから
知っているものだと
覚えているものだと
勘違いしていた
8歳で父親と別れた子ども
そうね
覚えている方が無理なことかもしれない
それでも
いとこの名前や家を覚えていたのは
あなたらしい
知らないでいいことと
知る権利は違う
あなたの為にも
私が知っていることは
できるだけ記録に残しておきましょう
それが私にできる
最後の仕事かもしれない
昨日は
毎年泣いていた日だった
前日から気づいていた
今年は泣かないんだろうなと
たっぷり眠って
何をしよう
決めていたことをするつもりだったのに
晩ごはんを決めたら
放ったらかしていた炬燵を掃除する気になった
掃除機で埃を吸っていると
今度は掃除機を磨くことを思いついた
掃除機を磨いていたら中まで掃除したくなった
掃除機のヘッドを外して洗って干す
炬燵をきちんと段ボールに入れて納戸に納したら
もう疲れていた
掃除機はかけられませんと
介護事業所には言うけれど
ベタっと床に座って掃除する物を動かすことはできる
冷暖房機器の手入れはそうやってする
磨くのも座ってする
立ち上がるのが大変な時は椅子に座ればいい
けれど
昨日は頭の隅に6月6日がある状態で掃除した
結局
決めていたことはしなかった
毎年泣いていた日
生きていると知った後
初めて泣かない日
あの時は仕方がなかったと
それでも涙が溢れた日
後悔も何もない
生きていると
それだけで
会えなくても
生きているなら
それだけで
私は泣いていた日にさようならを言える
と思う
言いたくない気持ちもある
ただ
6月6日が特別な日は
一生変わらない
泣いていた日として
一生変わらない