2022年6月6日月曜日

14年

誰にも理解できない気持ちに整理をつけようと

頑張っている

少しずつ少しずつ

あの日を思い出して

あなたはどんな気持ちだったのかを

想像しようとしている


私の方の言い訳はたくさんある

だけど

言う気はない

墓の中まで持って行く

それが人間らしい行いなのかどうかは別にして


死期が近づいているのかもしれない

治らない病気で衰弱が激しい

気力もない

だから想像しようとしている


つらかったでしょう

悲しかったでしょう

そんなに悪いことをしていないのに

と思ったでしょう

自分が悪いとは思わなかったでしょう

世間が悪い

社会が悪いと

あなたは思っていたことでしょう


悔やまれるのは

最後のあなたの顔を見なかったこと

そこで想像は終わってしまう


いいの

私はもう会いたいと言わない

最期の別れをしたいと言わない

そういう親子はたくさんいるから

私だけでなかいから


親友