2019年8月24日土曜日

整理整頓


そんなことになっていたのかと思う

後から後から後から

知らないことがいっぱい出てくる

でも

知りたい欲はあまり表に出なくなった

無知と知らなくていいことは別だから



自分にとってどうでもいいことのはずなのに

事件被害者の名前を知りたがるのか解らない

事実と真実は違うことを知らない人が多過ぎる

事実を知らせることだけがマスコミの仕事ではないし

ましてや使命でもない

憶測や思い込みニュースが溢れている今

被害者氏名報道は不必要

勘違いや噂レベルで報道している事実と相反する



何も知りたくないとは言わない

だって見つけたい人がいるから

でもニュースは観なくなった

それだけ不信感が溢れている



世の中も私も

整理整頓が必要

2019年8月19日月曜日

忘れてないから


意識がある限り

あなたのことは忘れていない

事件や事故の報道がある度に

あなたの名前を探す癖がついている

最近は

起きていられる時間も限られて

ニュースを見ることもできないことが多いけれど

あなたのことは忘れていない

忘れられる訳がない

私より先に逝ってしまうんじゃないかと

どこかで生きていることを願うしかないから

忘れることができない

絶対忘れてないから

生きていて

2019年8月11日日曜日

平々凡々


息子が切り出してずっと片づけられなかった部屋を片づけた

捨てるつもりだった仕事の資料は全部捨てた

ついでに私の私物も少し捨てた



少し経って

「場所がないから死んだら捨てやすいように段ボールに入れている物を捨てる」

「母ちゃんは普通に生きてきたから」

と言うと

息子が

「波乱万丈な人生やろ」

と言った



そうかもしれない

他人より少し波乱万丈な人生かもしれない

でも私は

地球の長い長い歴史を考えると

私の人生なんて普通だと思う

何の足跡も残していない

縄文時代の人達と同じ

無名のただ生きた人間

そういう感覚



平々凡々な人生なんて

そんな人生を生きる人はいない

その人なりに苦しんだり悲しんだり喜んだはず

私もその人達の中に埋もれる存在



だから

何も残すつもりはなくなった

息子が必要な物だけでいい

戦争で戸籍を焼失した私の父親のように

過去がどんなものだったのか想像できない方がいい

何もない方が謎でいい

息子達に任せる