誰もいなかったから
泣いた
この日は泣かないと決めていたのに
誰もいなかったから
しない後悔よりした後悔がいいと
未来も希望もある子は言うけれど
しない後悔はすぐに忘れる
した後悔は死ぬまで忘れない
そして絶望に変わる
絶望を知った時から
少しは変わったのか鏡の向こうの自分に訊いた
「生きたい?」
鏡の中の私は「死にたい」という目をしていた
それが絶望
生きている間に会えなくてもいい
そう誤魔化してきた自分
生きてさえいればそれでいい
そう偽ってきた私
本音は鏡の向こう側
天涯孤独を選んだ時よりも
親友を亡くした時よりも
今の私は死んでいる
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