2010年4月30日金曜日

Give&Take

他人との関わりの最初はGive&Takeだと思っている。
何の見返りもなしで関係するのは仕事だと思っている。
これは世間では逆のようらしいが、私の経験から言えば、仕事は雇う側と雇われる側ですでにGive&Takeの関係になっているから仕事内容に見返りはない。
他人との関わり、と言ってもそれは様々な形態を持つ。
親戚付き合い、近所付き合い、学校・仕事の付き合い、それから知り合いの付き合い、友人の付き合い・・・と、ただの通りすがり等〃。
これが”人間関係”。
この間傷ついたのは医師(看護師)と患者という関係。
これは”対人関係”。
対人関係は医師と患者という特別な関係だけを指すのではなく、仕事の取引先との関係や、行政との関係も対人関係の中に入れても良いと思う。
この区別をつけられて初めて大人への第一歩と私は教えられた。
騙す・騙される関係も対人関係。
だから他人との関わりの最初はGive&Takeなのだ。
人間関係も、対人関係もこの最低限のラインが崩れると終わってしまうものだ。
GiveGiveGiveでもアカンし、TakeTakeTakeだけでもダメなのだ。

今日、10年来の関係を絶つハメになった。
その人とはまさにGive&Takeの関係だった。
向こうはそうは思っても考えてもいないだろうが、私にとってはGive&Takeの関係だった。
私には無償で何か役に立ちたいという気持ちもあったし、無償で提供したことは多々ある。
けれども、そういうワケにはいかないお互いの立場というものがある。
こちらが与えるばかりでは何も関係は良くならないし、最終的にこういう破綻状態になる。
ただのご近所さんだったら付き合ってもいない人。
ただの知り合いだったらそれなりにしか付き合ってなかった人。
仕事でつながっていたからここまで付き合ってこられた。
方向性が違って当たり前の世界でよくここまで仲良くして頂いたと思う。
私が決心しなければ、これからもずっと付き合っていけたかもしれないと思う。
でも、今日という日を迎えることは何となくわかっていたように思う。
とても残念。
非常に残念。
でも、私には守る人がいる。

ごめんなさい。さようなら。

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