あなたを追い出してから丸10年が経ちました。
もう涙は出ません。
その代わり、心はどんどん年老いてゆきます。
ひどい親だと思ったでしょう。
ひどい親だと思っているでしょう。
ひどい親です、私は。
泣き疲れて、叫び疲れて、崩れ落ちて、
狂ってしまいたかった。
できなかったのは私の鋼の心臓ではなく側にいる子がいたからです。
どうしていますか。
ちゃんと食べていますか。
病気の再発危険年齢クリアまであと1年です。
お腹の傷痕は今も気にしていますか。
そういうことを考える日が年に1日あれば十分なのに、
何度も何度も思い出して眠れなくなります。
自業自得。
あなたを産んで本当に良かったと思っています。
あなたに出逢えて私は幸せな出来事をたくさん経験しました。
純粋で傷つきやすいあなたを育てるのは苦痛ではありませんでした。
今は楽しかった思い出とあなたの笑顔を思い出すことが多くなりました。
11年目に入りました。
毎年こうして数えるのが癖になってしまったのは、
私の人生の心残りと言うのでしょうか。
間違ってもいいから悔いのない生活をしてください。
ぞろ目の年に思うことです。
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