2010年1月18日月曜日

葛藤

相反する心を整理する為に、脳はいろいろな事をする。
不眠だったり、寝ても夢ばっかりだったり、食欲がなくなるし、何もする気がなくなったり。
震災の報道は今年も片寄ったモノばかりで、しんどくなるだけだった。
1人1人体験した事は違うし、心の傷つき方も違うのに。
私も子どももPTSDで今も苦しんでいる。
統計には入っていない数のうちだ。
この時期はしんどい。
本当にしんどい。
ちょっとガンバッテみようかとガンバッテみたが、無理だった。
哀しいだけだった。
他人には理解できない。
ましてや市内でも「震災があった地域」と「そうでない地域」がある事は報道されない。
そういう区別がされていないから「家がない」「水がない」気持ちがわかる人とそうでない人がいることも報道されない。
親族の中で私と私の子どもだけが「震度7」に遭った。
だから親族よりも同じ境遇にいた人達の方が話しやすいのは確かだが、でも、他人。
それぞれ違う。
私達は助かったワケだし。
そうだ・・・
父だけは私の家に来て、私を助けてくれた。
戦争に行った人だから、ひどい惨状にも冷静だった。
すべて私1人が元の生活に戻れるようにやってきたのだと思い込んでいた。
そう、父だけは助けてくれた。
その後に喧嘩したんだった・・・。
思い出せてよかった。
本当に今、思い出した。
1年の記憶がなくなるくらい、と表現したのは間違いじゃなかった。
本当に記憶間違いがたくさんあるみたい。
これは私が墓に入るまで続く作業なんだろう、たぶん。

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